梵梵(ぼんぼん-ファンファン)温泉は宜蘭県大同郷にある野渓温泉のひとつで、野性味たっぷりの露天風呂です。宜蘭市内からは、太平山に向かう7号線に掛かる英士橋を過ぎてすぐに蘭陽渓にくだり、橋の下をくぐって支流を上流へと向かいます。 石で覆われた、ごつごつした川辺を徒歩で約20分(4輪駆動車で約10分)ほど行くと砂防ダムがあり、その手前左手に梵梵温泉が岩肌に添うように見えてきます。 川幅が比較的に広いので周りは明るく、山の緑と空の青さが目にしみます。 梵梵温泉は透明で、中性。 匂いもなく綺麗な野湯なので、他県からわざわざ4輪駆動車(4WD)で訪れる家族も見かけます。 自然の温泉ですから、台風の後には、様相がまったく変わることもあります。 水かさが増せばもちろん利用はできません。 街灯もないので夜間は危険です。 トイレも更衣室もありません。 それでも、一度梵梵温泉に入るとまた帰ってきたくなる、小鳥のさえずりが聞こえる、自然の懐に抱かれた魅力たっぷりの温泉です。
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